2006年10月06日

済南:ちょうちょ展、展内に回遊する蝶を入場客が掴み獲り 8000匹が災難に遭う。

対外的なマナーや常識より、欲望を優先させることの方が「善」なのかもしれません。



※繁体字表示です。
済南蝶展、展示場の中で8000匹近くが観光客に掴まれて死に至る(組図)(中華網)

<引用>
昨日、開場一日目を過ぎた五龍潭蝶展は入場客を入れず一度閉鎖し、3日の晩に2000匹のチョウは早急に災難から救助された。黄金周前の2日間で8000匹近くの蝶が“黒手”の被害に遭い、新しく補充された蝶を見ていると、蝶展画策人の劉学文が心配しながら「私達はいくつかの対策をとってますが、これらの蝶が6日までもってくれることをひたすら願っています。」と話した。


展覧会や展示会というのは飽くまでも眺め楽しむものということは人民の皆さん難も重々承知です。しかし、大型連休に子連れでやってきて、家の裏山でも見れそうなチョウチョ展にわざわざお金を払って入ってるのだから、掴み取りぐらいしたって良いでしょう!?という論理なのだそうです。

それでもそーっと捕まえてこっそり持ち帰るのならともかく(もちろん、それもイケナイ)、グッと握ってしまっては手は汚れるわガッカリするわで良いことが全然ありませんね。




何ですかこの網。獲ってくれと言ってるようなものです。




しかし、この蝶展のために1万匹近くの蝶を用意したのに2日で8000匹もダメにするとは圧巻です。明らかに「一部の文明的ではないお客」のせいとは言えない割合。しかも、一端閉鎖したとはいえ、早々に2000匹補充できるってのも凄い。

このような対応策をしているうちは「文明的ではない行為」は無くなりません。獲ったってまた補充されるんですから。



そういえば、同じような現象でこういうニュースもありました。


20年使って川ひとつ浄化できず、地元紙「なぜだ?」(中国情報局)

<引用>
山東省を流れる小清河は、汚染が深刻だ。省政府が川の浄化に取り組んで20年が経過したが、一行に効果がない。地元紙「斉魯晩報」は、川の汚染の原因が複合的であることを紹介。環境問題への取り組みが一筋縄ではいかないことが、改めて浮き彫りになった。 −中略− 省人民代表大会都市建設環境保護委員会のあるメンバーは、小清河の環境問題は、「汚染の後に浄化を行う」という「お決まりのパターン」をたどったと証言する。80年代から浄化のための取り組みが行われたといっても、実施には調査が行われていただけで、具体的な行動が始まったのは90年代。しかも、2000-03年に汚染が極めて深刻になってから、浄化のための作業に本腰が入れられるようになったという。−中略− 


「汚染された河川を浄化しよう」という対策をしているうちは何年やっても効果は無いでしょう。こちらも皆当然ながら「先ずは川の汚染を止める」ことが重要だとは知っているのに、知らんぷりということなのか。


チョウチョ展も、いくら注意してもお客さんがチョウチョを捕まえてしまうなら、「チョウチョが無くなったので未だ会期中だけど終了」としてしまえばよろしい。臭いにおいは元から絶たなくてはダメ。汚職を取り締まるのではなく汚職できない社会を作る・・・。



難しいことなんですけどね。
posted by DHS at 23:58| Comment(0) | TrackBack(1) | :社会事件簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2006-10-07 13:01
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